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サギさん

小川町ではサギは珍しい鳥ではない。グレーのゴイサギも、白いダイサギも、槻川のほとりを歩いていると必ずと言っていいほどよく見かける。

サギの鳴き声が悪声であることは、小川町に来て初めて知った。ブラスチックの大きなカゴをアスファルトに擦りつけながら引っ張るときのような音がする。いくらあの優美な姿に惚れていても、声を聞いたら百年の恋が冷める。

ともあれ、あの冷たい水に素足を突っ込んで餌を漁っているのだから、サギの生活も楽ではない。