読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

オーディオ道楽

 今朝方、たまたま羽鳥のモーニングショーを観ていると、何故かオーディオマニアの紹介があった。以前にも何処かの番組で紹介されていた、元銀行員の吉原幸雄さん(62)のお話である。オーディオの音質を追求し、専用の電源を得るために電柱まで立てられたと云う有名なオーディオマニアらしい。マイ電柱とトランス、さらにいろいろな電源関連の機器だけで合計4万ドルほど(400-500万円)の費用が掛かったそうである。その他のオーディオ機器類を見渡すと多分総額で1,000-2,000万ぐらいは掛かっていそうである。「電源工事の後で初めてアルテュールグリュミオークララ・ハスキルモーツァルトのヴァイオリンソナタを聴いたときは涙が出た。音がすごく鮮明で、目の前で演奏しているようだった」との事。仰有っている事は解らない訳ではないが、62歳の方である。著名なPHILIPS盤の「アルテュールグリュミオークララ・ハスキルモーツァルトのヴァイオリンソナタ集」の録音は、勿論それなりに素晴らしいものではあるが、1950年代後半の録音。電柱を立ててまでして得られた音質がはたしてどれほどのものなのか\xA1

\xA262歳では聴覚も衰えている筈、多分その差は殆ど聞き取れないと思うのだが。専用の大きめの電源トランスだけで充分だと思う。部屋内が映されたがCDやレコードはそれほど多く見当たらなかった。お金を掛けるのなら、電柱ではなくそちらへこそ掛けるべき。昔、数千万をオーディオに投じておられたマニアが、ご自身の小便の音を録音しそれらの高級な装置で再生し「ほら、そこから湯気が立っているでしょ?」などと仰有っていたのを思い出す。その方が所有されていた音源の大半は演歌と蒸気機関車の音である。数千万を掛ける値打ちがあるとは決して思えない。マニアと云うのはそう言うものらしいが。